「プリザーブドフラワーを始めてみたいけど難しそう…」と感じていませんか?
実は、基本のポイントさえ押さえれば、初めての方でも素敵なアレンジが作れるんです。
この記事では、初心者の方向けにプリザーブドフラワーアレンジメントの基礎知識や、失敗しないコツ、おすすめのデザインをご紹介します。
プリザーブドフラワーってどんな花?初心者にもぴったりな理由
プリザーブドフラワーとは、生花を特殊な保存加工を施したお花のこと。
水やり不要で長く美しさを保てるため、初心者でも扱いやすく、気軽に始められるのが魅力です。
初心者におすすめの理由


・花びらが柔らかく、生花に近い質感
・花粉などアレルギー影響がほぼなく、手入れが不要
・保存ができるので枯れる心配なく手軽にアレンジできる
プリザーブドフラワーアレンジメントに必要な材料と道具
必要な道具


・フローラルワイヤー(24〜26番など)
・フローラルテープ(茶・緑など)
・ワイヤー切り付きハサミ④
・小さめのラジオペンチ①②
・ピンセット(切手採集用など)③
・木工用ボンド⑤
・高温グルーガン(100円ショップでは手に入りにくい)
質や物にもよりますが、初心者は100円ショップの道具から始めてもOKです!
必要な材料


・花器(陶器、木製、バスケットなど)⑥
・プリザーブドフラワー(バラ、カーネーションなど扱いやすい花材)⑦
・葉物や小花(ボリュームを出しやすい)
・フローラルフォーム
(吸水不要のもの=ドライ用やアーティフィシャル用)⑩
初心者向け アレンジの基本ステップ(コンポート花器)
Step1:デザインをイメージする


・完成形をざっくり描いてみる(スケッチが苦手なら写真を参考に)
・メインのお花は3色まででまとめてみる(多色になる程難しい)
Step2:花材を選ぶ


・イメージにあった色のお花、木の実や小花などを机の上に並べてみる
・花器なども選ぶ
Step3:花材をワイヤリング・テーピング
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・花の子房などにワイヤーを挿し、フローラルテープで巻きおろし安定させる
・葉や実物など使用する場合も適切なワイヤリングをしておく


花材別ワイヤリングの種類<参考>
主 な 花 材 | ワ イ ヤ リ ン グ | 詳 細 |
---|---|---|
![]() ![]() | ピアスメソッド ・ミニバラ=ピアス(+フックメソッド) 裸ワイヤー#26または#24 | 子房や茎、ガクなどにワイヤー1本を通す方法 小さめのお花や、軽いお花に 主に裸ワイヤー使用 SSサイズのバラなどに |
![]() ![]() | クロスメソッド ・スタンダードのバラ=裸ワイヤー#24 | 2本のワイヤーを使って十字にかける方法 お花をしっかり固定することができる Mサイズ以上のバラなどに 主に裸ワイヤー使用 |
![]() ![]() | フックメソッド ・ミニバラ=(ピアス+)フックメソッド 裸ワイヤー#26 ・その他の花は、花の顔の大きさ重さでワイヤーの太さが変わる 裸ワイヤー#26〜#24 | ワイヤーの先端をフック状に曲げて、花の中心に差し込み引っ掛ける方法 平らなガーベラ、菊、ひまりなどの花に |
![]() ![]() | 変形フックメソッド 花の顔の大きさ重さで ワイヤーの太さが変わる ・デンファレ=地巻白#26 | デンファレなどのラン類に用いる 花の色に合う・目立たない地巻ワイヤー使用 |
![]() ![]() | インソーションメソッド 花や茎の太さで ワイヤーの太さが変わる ・インソーションしても曲がらない 花茎を痛めない太さの裸ワイヤー | 茎にワイヤーを通す方法 茎が細く折れやすいお花の補強するのに用いる カラーなどのお花に 主に裸ワイヤー使用 |
![]() ![]() | ツイスティングメソッド ・アジサイ、かすみ草=#26裸 ・葉物の場合、地巻緑や茶#26 | 枝分かれ部分にワイヤーをかけて巻き付ける方法 かすみ草、アジサイ、細かい葉もの、しっかりした茎の実ものなどに |
![]() ![]() | ヘアピンメソッド または ソーイングメソッド 葉を破らないような細めの地巻ワイヤー ・ルスカスなど=地巻緑#26 (濃い緑の葉は、茶色の地巻でも) | 葉っぱの葉脈などに一針縫うように通して補強する方法 アイビーリーフ・丸葉ルスカスなどの葉ものに 目立たないように地巻きワイヤー(緑や茶)を使用 |
Step4:器にフォームをセット
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フォームは適正な大きさにカットして花器の中に接着します。
花器の縁からの高さ*は、アレンジするボリュームで変わり、時には、花器の縁より低く設定する場合もあります。
(*は、花器=コンポートの場合では、約1.5〜3㎝ほどが作りやすいでしょう)
Step5:フォームに挿していく


・ワイヤリングを施し、メインの花からフォームに配置


・それぞれ木工用ボンドをつけて、アウトライン(外輪郭)を気にしながらフォームに挿していく


・次に小花などをバランスよく配置
Step6:全体をチェックして仕上げ


・正面・横・上から見て自然に見えるように調整
・隙間が空いていないか、花の向きが正しいか確認
・フォームが見える部分には小花やグリーンでカバー
初心者がやりがちな失敗とその対策
花がぐらつく・抜ける
→ ワイヤリングとテーピングが不十分な場合が多いです。しっかり固定を!
→フォームに挿すワイヤーの長さが足りない場合も考えられます。(最低2㎝以上、但し長すぎはNG)
色がバラバラでまとまらない
→ 色は「メインカラー+サブカラー+アクセント」の3色以内にすると失敗しにくいです。
花を挿しすぎてごちゃごちゃになる
→ “引き算”も大切。多種類のいろんな花材を挿しすぎると、まとまらない場合があります。
初心者におすすめのアレンジデザイン3選
1. 丸型(ラウンド)アレンジ


・どの角度から見ても美しい定番デザイン
・小さめの花器から手軽に始められる
・アレンジメントの王道の形で豪華に見える
2. ワンポイントアレンジ(小瓶や器にひと花)


・シンプルでおしゃれ、初心者でも完成度が高く見える
・比較的、少しの花材からチャレンジできる
・贈り物にもおすすめ
3. ミニボックスアレンジ


・箱の中に収めるので安定感があり作りやすい
・カラーの組み合わせを楽しめる
・サプライズ感のあるプレゼントにぴったり
*まとめ* 初めてでも大丈夫 プリザーブドフラワーアレンジを楽しもう!
難しそうに見えるプリザーブドフラワーアレンジも、基本の手順を知れば初心者でも十分に楽しめます。 自分のペースで、好きな色や花を選んで、世界にひとつだけのアレンジを作ってみましょう。


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